リヴリーの掌編小説

当たらない占い師

リヴリーの掌編小説

クローズドのSNSグループで回ってきた占い師の話。
当たらないことでにわかに有名になっているらしい。
連絡先も明かされず、場所もわからないのに、その小さな店は予約で埋まっているのだという。

当たらないのになぜ人気なのかって?
彼女の占いは「すべて反対に解釈すれば当たる」ということ。

「ほかの人には教えないでね」という箝口令とともに記された見慣れぬ住所。
「他言無用」とは「人の口に戸は立てられぬ」ということである。
それはまるで「当たらない占い師」に群がる人々と同じ。
彼女の店は今日もまた予約で埋まっていく。

リヴリーの掌編小説

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