「王子様のための魔法」じゃない

自分の好きなものを選んで、楽しくおしゃれしたい。
そんな簡単なことを難しく感じてしまう瞬間が、私にはたびたびありました。

髪を短く切ったり、真っ赤なパンプスを履いたりすることで「女性らしくない」「派手だね」と言われるたび、心が小さくしぼんでしまうような感覚をおぼえました。

誰かのためにおしゃれしているわけではないのに。
私が気分よく過ごせるためにしているのに。

おしゃれは、私をちょっと強くしてくれる魔法です。
「王子様のための魔法」じゃない。

ヒール靴を履くと背伸びした気持ちになれるように、毎日をちょっとだけチアアップしてくれるおしゃれの魔法。
「25時のサンドリヨン」は、そんな思いを込めて名付けました。

午前0時の鐘が鳴っても、魔法は解けない。
小さなティアラが、あなただけの魔法をかけてくれますように。